令和2年度(2020年度)の農林水産省「海面漁業生産統計調査」の内水面漁業漁獲量によると、ワカサギの漁獲量は、青森が1位365tで39.0%、2位北海道が210tで22.5%、3位が秋田で207tの22.1%と北国の1道2県でシェア8割以上を占めています。ワカサギは汽水湖(海水と淡水の中間の塩分を持つ湖)で最も漁獲量が多い魚となります。ワカサギは島根県・宍道湖の名物7つ宍道湖七珍(しんじこしっちん)の1つに数えられていますが、島根ではもう獲れないのですね…(宍道湖七珍はスズキ、モロゲエビ、うなぎ、あまさぎ(わかさぎ)、しらうお、鯉、しじみの7つ)。

青森の中では、青森県上北郡東北町にある小川原湖が国内の漁獲量No.1で、小川原湖漁業協同組合のウェブサイトに、

国内の汽水湖における漁業生産の中でも漁獲量が多い魚であるわかさぎ。その漁獲量が多いわかさぎを、国内で最も多く漁獲しているのが小川原湖であります。

と記載があります。

2020年度、ワカサギの漁獲量ランキング

青森 365 39.0%
北海道 210 22.5%
秋田 207 22.1%
茨城 73 7.8%
滋賀 58 6.2%
大分 8 0.9%
長野 6 0.6%
山梨 3 0.3%
福岡 3 0.3%
神奈川 1 0.1%

※単位はt