群馬県高崎市の高崎だるまは、生産量日本一と言われることが多いです。が、正確な統計数字はなく、シェアは不明瞭のようです。

2010年の高崎新聞には「高崎だるまの年間生産個数/公称数を90万個に」とあります。この記事内に他エリアとの比較を、

また、全国での位置づけに対しては、「日本一の生産量」、「全国屈指」「全国シェア8割」などと表現されてきた。同特集の中では、高崎以外のだるま産地の生産数として、福島県白河市の生産量は年間15万個、埼玉県川越市の生産量は40万個とされているが、「生産量は大づかみな数字で、精度については疑問符が付くのを否めないが、高崎が全国屈指であることは明らかだ」と結論付けている。

とあります。また、レファレンス協同データベースに『だるまの生産量について具体的な数字を確認したい。「高崎は全国のだるま生産量の80%の170万個を生産している」という話があるが、その根拠があるか。』という質問が載っています。ここでは170万個を否定しつつ、有力なソースとしては上述の高崎新聞の記事となります。シェア8割あるかは見えませんが、高崎市がシェアトップの生産地であることは間違いなさそうです。