カレーと一緒に提供される黄色いライスの色付けや、パエリヤの黄色い色付けに利用されるサフラン。
大分県のウェブサイトによると平成25年時点で日本一の生産量とのこと。

サフラン(花芯)生産量
(H25年:22.2kg)

また、株式会社栃本天海堂さんのウェブサイトによると、現在は大分県の竹田市以外では作られていないとのこと。

日本での栽培は1886年(明治19年)からはじめられ、1903年(明治36年)には、大分県竹田市に伝わり、大々的に栽培がはじまりました。大分県以外では熊本県、岡山県、鳥取県、和歌山県などでも栽培され、最盛期には1,000㎏近い量が生産されていました。しかし、2011年度における国内生産は、竹田市で生産されるものだけとなり、生産量は激減しています。

JA大分みどりのウェブサイトによると竹田市の独自の栽培方法が海外で評価を高めている、ともあります。輸入物との価格差で日本での生産量が減ってきている現状ですが、生産者の方には是非頑張って頂きたいものです。

独特な栽培方法と農家の繊細な手作業によって収穫された竹田産のサフランには、有効成分が外国産の数倍も含まれており、品質の高さは海外でも知られるようになっています。