2022年8月に京都で開かれた、第76回全国茶品評会出品茶審査会にて、長崎県東彼杵郡東彼杵町(ひがしそのぎちょう)が、蒸し製玉緑茶部門で産地賞を受賞し日本一に輝いています。こちらのPDFにその他部門含めて審査結果が載っています。
産地賞受賞市町村(各茶種における、審査成績上位3点の合計審査得点が最上位の市町村)
蒸し製玉緑茶 東彼杵町(長崎県)
蒸し製玉緑茶というお茶の名前自体、今回初めて知ったのですが中国から伝わった九州地方、特に嬉野市近辺に残る玉緑茶の製法の1つで、ぐり茶とも呼ばれています。一般的な緑茶は茶葉が細長い針状をするのに対して、玉緑茶はまが玉のような形状となるため、この名がついたそう。
玉緑茶は製法によって、釜炒りで作る「釜炒り製玉緑茶」と、蒸して作る「蒸し製玉緑茶」があり、現在はほとんどが蒸し製玉緑茶となるそうです。釜炒り製玉緑茶と区別するために、蒸し製玉緑茶のことを蒸しぐりと呼んだりもするそうですよ。